Javaな日々

NO JAVA, NO LIFE.

工大祭2012

TSUBAME 2.0

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計算工学専攻の研究室見学

「何年生?」と聞かれて「高専 3 年生です」と答えると,「おぉ!俺も高専から来たんやて!」という反応が多かった.意外と高専から東工大に編入した先輩が多くてびっくりした.

計算工学専攻権藤研究室

ポインタ解析から重大なエラーを回避できるようにするアルゴリズムにアンダーソンのアルゴリズムがある.ただ,このアルゴリズムは非常に計算量が多く,リソースも多く使うため,大規模なプログラム解析には使えない.
→「じゃあこの処理を効率良く計算するために小さく分割して,分散されたノードで効率よく計算しよう」という研究について解説してもらった.

計算工学専攻佐藤研究室

高専から編入した先輩に,Twitter bot を使ってユーザーに広告を送りつけて稼ごうという「趣味」について解説してもらった.「この商品を買った人はこんなものも買ってます」のアルゴリズムや広告表示の仕組みなどをざっくりと聞けた.
人工知能の研究室ってどんな研究してるのかなーと見に行った自分としては,聞きたいことが聞けなかった感じ.

計算工学専攻横田研究室

RAID ライクな,スケーラブルで自立したストレージシステムの研究について解説してもらった.

計算工学専攻吉瀬研究室

一番おもしろかったのは,パイプライン処理についての研究.パイプライン,スーパーパイプライン,スーパースカラはオーソドックス.そこでとある回路の出力(ALU だったっけ…?)に回路をつなげることで,より複雑なパイプライン処理を実現できるようにした,またそれについて実際に回路を組んでパフォーマンス測定をしてみたよって研究でした.

計算工学専攻鈴村研究室情報工学

データをディスクに落とさず直接メモリに読み込んで処理し,その出力を最終的にディスクに落とす,という処理の形の研究をしていた.鈴村先生は IBM の関係者らしく,IBM の製品を使って研究をしているのだとか.

計算工学専攻佐伯研究室

開発工程の 4 段階において各段階の作業の効率化の研究をしていた.保守の段階ではソフトウェアの構造を解析,例えば加算する処理はプログラムの中のどのようなメソッドを経て実行されているかを解析して(Java にそういう仕組があるらしい)プログラムの保守をしやすくするというような研究をしていた.